【警備アルバイト未経験者向け】最初の1ヶ月で気をつけたいこと

警備会社のアルバイトは、年齢や経験を問わず
幅広い方がチャレンジできる仕事です。
とはいえ、いざ未経験から始めてみると、「思っていたより大変かも…」と感じる瞬間があるのも事実。
そこで今回は、警備のアルバイトを始めたばかりの方が、最初の1ヶ月でつまずきやすいポイントと、その乗り越え方についてご紹介します。
これから警備の仕事に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 立ち仕事に慣れるまでの「体づくり」
警備会社のアルバイトで最初に多くの人が戸惑うのが、
「長時間の立ち仕事」です。
とくに交通誘導や施設警備では、1日に6〜8時間、
立ったまま勤務する現場も珍しくありません。
これまで座り仕事が中心だった方や、体力に自信がない方にとっては、最初の1週間ほどは足腰の疲労を強く感じるかもしれません。
ですが安心してください。多くの警備スタッフが、徐々に身体を慣らしながら乗り越えてきた“通過点”でもあるのです。
✅ はじめのうちは「無理せず慣れる」が基本
警備の仕事は、瞬発的な運動ではなく、継続的に同じ姿勢を保つ“持久系”の負荷が多いのが特徴です。
最初から完璧にこなそうとすると、
逆に疲労が溜まりすぎて続けられなくなるケースもあります。
体力に自信のない方ほど、次のような“小さな工夫”を積み重ねることが大切です:
- こまめなストレッチ(勤務前・休憩中に足首・ふくらはぎをほぐす)
- クッション性の高いインソールを使う(足裏の負担軽減に効果大)
- ふくらはぎの着圧サポーターを試してみる(血行改善・むくみ予防に効果的)
- 勤務後の入浴とマッサージで疲労を持ち越さない(蓄積させないのがコツ)
✅ 「慣れるペース」は人それぞれでOK
ある人は3日で慣れ、別の人は2週間かかるかもしれません。
大切なのは、焦らず自分のペースで少しずつ体を慣らしていくこと。
勤務後に「今日は昨日より楽だったな」と感じる日が増えていけば、
それが成長のサインです。
また、慣れてくると体の使い方にも工夫が出てきて、
無駄な力を抜く“省エネ姿勢”が自然と身につくようになります。
✅ 現場によって「負担の大きさ」は異なる
警備の現場はさまざまで、負荷のかかり方も異なります。
- 交通誘導 ⇒ 立ち時間が長いが、動きもあるためリズムがつかみやすい
- 施設警備 ⇒ 空調のある屋内で過ごせる時間が長く、身体的負担は軽め
- イベント警備 ⇒ 立ち位置の交代や休憩が比較的多い傾向も
2. 無線の扱い・報告のタイミングに戸惑う
警備会社のアルバイトを始めたばかりの方が、現場でよく戸惑うのが「無線の使い方」と「報告のタイミング」です。
普段の生活では無線を使う機会がないため、最初はその扱いに緊張してしまうのも無理はありません。
実際、
「何をどう話せばいいのかわからない」
「タイミングがつかめず、話しかけられないまま終わってしまった」
という声も、未経験スタートの方からよく聞かれます。
✅ 無線は「話す」より「聞く」ことが大切
無線連絡において大切なのは、一方的に話すことではなく、必要なタイミングで正確にやり取りすること。
そのためには、まずは“しっかり聞く”姿勢を身につけることが第一歩です。
- 無線は常に耳を傾けておく(呼ばれたときにすぐ応答できるように)
- 先輩や責任者がどんな言い方・報告順序で話しているかを観察する
- 聞き取りづらいときは「○○再送願います」と落ち着いて伝える
“無線対応=話す力”と思われがちですが、実際には落ち着いて聞いて、状況を整理する力のほうが重要です。
✅ 伝えるときは「結論から簡潔に」が基本
無線連絡での報告には、いくつかの“お決まりのパターン”があります。
例えば、異常がないことを伝えるときには:
「こちら○○、異常ありません」
というように、結論→理由や状況の順で伝えるのが基本です。
これは、現場で多数の無線が飛び交う中で、相手に必要な情報を一瞬で届けるためでもあります。
✅ 最初のうちは「メモ」を頼りにしてOK!
すべてを頭で覚えようとすると、余計に混乱してしまうこともあります。
現場に出る前に、「よく使う言い回し」や「対応の流れ」を手帳やスマホのメモにまとめておくのがおすすめです。
- 「異常ありません」
- 「○○番、○○到着しました」
- 「ただいま巡回中、報告まで」
など、基本フレーズだけでも書き留めておくだけで、落ち着いて対応しやすくなります。
✅ 慣れるまでは「わからない」と正直に言うことも大事
もし無線でのやり取りが不安なときは、研修時や現場で、
「まだ慣れていないので、確認させてください」と正直に伝えることが大切です。
ほとんどの先輩スタッフは、そうした姿勢をしっかり受け止め、優しくフォローしてくれます。
ガードアクシスでも、未経験者の不安を前提にした研修・指導が行われている場合がありますので、安心して現場に臨みましょう。
3. 「表情と態度」が第一印象を左右する
警備アルバイトでは、仕事内容の正確さと同じくらい「見た目の印象」も重要です。
なぜなら、警備員は現場において「安全の象徴」であり、一般の方やお客様から最初に目に入る存在だからです。
とくに商業施設やイベント会場などでは、来場者に安心感を与える存在として、表情や態度が“会社全体の印象”にもつながると言っても過言ではありません。
✅ 難しいスキルよりも「基本の所作」が大切
「笑顔で接客するのは得意じゃない…」という方でも心配はいりません。
警備の仕事で求められるのは、派手なサービス対応ではなく、礼儀正しさと落ち着いた所作です。
たとえば:
- 背筋を伸ばし、まっすぐ立つ(姿勢ひとつで印象が変わります)
- 通行人や作業員に対して、小さな声でも良いので“挨拶”をする
- 誰かに見られている場面では、無意識に表情がこわばっていないかを意識する
このようなシンプルな気配りが、初対面でも「信頼できる」「感じがいい」と思ってもらえる警備員像をつくります。
✅ 「無言」や「無表情」は誤解を招きやすい
真面目に業務をこなしているつもりでも、黙ったまま立っていると
「怒ってるのかな?」「話しかけづらいな」と誤解されてしまうこともあります。
特に誘導時や案内時には、
- 声がけに軽くうなずく
- 案内後に軽く会釈
- 子どもやお年寄りには少しやわらかめの表情で対応
といった小さな配慮が、周囲に安心感を与える重要な要素です。
✅ 警備員は“その場の雰囲気をつくる存在”
警備スタッフは、ただ「安全を守る」だけではなく、
現場の空気や流れをつくる“見えないリーダー”のような存在でもあります。
例えばイベント現場では、
スタッフが余裕ある態度で立っていれば、来場者も落ち着いて行動できます。
逆にスタッフが不安そうだと、周囲にも緊張が伝わってしまうことも。
つまり、自分の立ち姿ひとつが現場全体に良い影響を与えることがあるのです。
✅ 自信がなくても「形から」入るのもOK
「表情に自信がない」「立ち姿に不安がある」そんなときは、
制服をきちんと着てみる、靴を磨く、持ち物を整えるなど、外側から意識を整えるのも効果的です。
服装や所作が整っていると、自然と気持ちにもハリが出て、姿勢や表情がついてきます。
“見た目を整える”ことが、自信をつける第一歩になることも多いのです。
4. 不安なことは「すぐに相談」するクセをつけよう
警備アルバイトを始めたばかりの方にとって、現場の空気やルールに慣れるまでには、ある程度の時間がかかります。
特に未経験者の場合、「これって聞いていいのかな?」「迷惑にならないかな?」と、疑問や不安を自分の中だけで抱えてしまうことも少なくありません。
ですが、警備の仕事においては、“すぐに相談すること”がとても大切なのです。
✅ 「報告・連絡・相談」は現場の基本
警備業務では、わずかな情報共有の遅れが安全性に影響する可能性もあるため、
「わからないままにしない」「気になったらすぐ聞く」という姿勢が、
むしろ現場で求められる行動です。
たとえば…
- 配置場所がよく分からない
- 持ち物の確認ができていない
- 対応に自信が持てない場面があった
こういった時には、早めに上司や現場の先輩に声をかけるだけで、
大きなトラブルを未然に防げることがあります。
✅ 聞くことは「悪いこと」ではなく「評価される行動」
「何度も聞くと怒られるのでは…」と心配になる気持ちは自然ですが、
実は多くの現場では、
“確認してから行動する”スタッフのほうが信頼されやすい傾向にあります。
なぜなら、わからないまま勝手な判断で動くことが、事故や誤解につながるリスクがあるからです。
新人時代は、“失敗しないこと”よりも、確認をしっかり取れるかどうかが重視されます。
✅ ガードアクシスでは、相談しやすい体制がある現場も
ガードアクシスでは、未経験からスタートする方も多く、「まずは相談しやすい雰囲気づくり」が大切にされている現場もあります。
- 配属前の研修で不明点を整理する時間がある
- 現場に必ず1人はベテランスタッフがいて、フォローしてくれる
- 無線やメモでのやりとりも含めて、「相談しやすさ」を意識した対応を心がけている
こうした体制があるからこそ、はじめての人でも安心して現場に立てるのです。
✅ 「小さな不安」のうちに、言葉にしておくことが大切
ちょっとした不安も、ため込んでしまうと次第に大きなストレスになり、
「自分には向いていないかも…」と感じる原因になることがあります。
- 自分だけがわからないと思わないこと
- 「こんなこと聞いてもいいのかな?」という内容こそ、早めに口に出すこと
- 相談したら、「大丈夫だよ」と言ってもらえることの安心感を味わってみること
そうした体験の積み重ねが、自信につながっていきます。
まとめ|最初の1ヶ月が大変でも、乗り越えれば“自信”に変わる
警備会社のアルバイトは、未経験からでも始めやすく、年齢や経験を問わず多くの人が活躍できる仕事です。
とはいえ、最初の1ヶ月間は、慣れない立ち仕事や無線対応、現場の雰囲気に戸惑いを感じることもあるでしょう。
しかし、それは誰もが通る“最初の壁”です。
焦らず、自分のペースでひとつずつ経験を重ねていけば、自然とできることが増えていきます。
- 初めての現場で緊張した日
- 無線のやり取りに戸惑った日
- 足の疲れで帰り道が長く感じた日
こうした体験を乗り越えた先に、
「昨日より少し楽に感じた」「一人でも動けるようになった」という自信が芽生える瞬間がきっと訪れます。
そしてその経験は、警備の仕事だけでなく、
他の仕事や日常生活でも役に立つ“財産”になっていくのです。
ガードアクシスでは、未経験者の方が安心してスタートできるよう、
基礎から丁寧に教える体制を整えています。
現場でも先輩スタッフがしっかりサポートし、疑問や不安があれば相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。
「警備の仕事、ちょっと気になるな」
「新しいことに挑戦してみたい」
そう思った今が、一歩を踏み出すチャンスです。
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