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更新日 : 2025年2月19日

【2025年問題】警備業界の人手不足が深刻化!現状と対策、未来の警備のあり方とは?

1. はじめに|警備業界の「2025年問題」とは?

警備業界における「2025年問題」とは、警備員の高齢化による人手不足が深刻化し、業界全体に大きな影響を与える問題のことを指します。

日本全体で少子高齢化が進む中、多くの業界が人手不足に直面していますが、警備業界では特にその影響が顕著です。現在、警備業界で働く人の平均年齢は他の業界と比較しても高く、特に60代以上の割合が増え続けています。2025年には団塊の世代が75歳以上となるため、警備員として働いている人たちの多くが引退し、人手不足が一気に加速することが懸念されています。

警備業務は、施設警備や交通誘導警備、イベント警備など、多岐にわたりますが、どの分野でも人材の確保が難しくなっています。特に、交通誘導警備など体力を必要とする業務では、若手の人材確保が進まず、高齢の警備員に頼らざるを得ない状況が続いています。

また、警備業界は夜勤や長時間労働が多く、体力的な負担が大きいため、若年層からの応募が少ないという課題もあります。加えて、警備業務は社会に不可欠な仕事でありながら、待遇や労働環境の面で他の職種と比較すると魅力が少ないと感じられることも、若手の参入を阻む一因となっています。

警備業界における2025年問題は、単なる人手不足にとどまらず、社会全体の安全や秩序維持にも影響を及ぼす可能性があります。この記事では、警備業界が抱える課題やその影響、そして業界全体で取り組むべき対策について詳しく解説します。

2. 警備業界の現状と人手不足の実態

2-1. 高齢化が進む警備業界

警備業界では、他の業界と比べても高齢化が顕著です。現在、警備員の平均年齢は55歳以上とされており、特に60代、70代の警備員の割合が増加しています。現場では、高齢の警備員が交通誘導や施設の巡回警備を担当することが当たり前の光景になっており、若年層の割合はごくわずかです。

このような状況が続くと、今後10年以内に業界全体で人手不足が深刻化し、警備業務を維持することが難しくなる可能性があります。特に、体力を必要とする警備業務では、高齢の警備員が業務を続けることが困難になり、急な退職や業務の遂行能力の低下が懸念されます。

2-2. 若年層の応募が少ない理由

警備業界では、若年層の警備員の確保が大きな課題となっています。その背景には、労働環境や待遇の問題があります。

まず、警備業務は夜勤や長時間の立ち仕事が多いため、体力的な負担が大きく、若年層にとって魅力的な職種とは言い難いのが現状です。さらに、給与水準も他の業界と比較すると決して高いとは言えず、同じ労働時間でより高い収入を得られる仕事が増えていることも、警備業界への応募が減少している要因の一つです。

また、警備業は資格がなくても就職できる一方で、スキルアップやキャリアアップのイメージが持ちにくく、長期的なキャリアを考えたときに他の業種と比べて将来性が感じにくいという問題もあります。そのため、若年層の応募が少ない状況が続き、警備業界全体で人手不足が深刻化しているのです。

3. 2025年問題が警備業界に与える影響

3-1. 警備業務の提供が困難に

人手不足が進むことで、警備業務の提供が困難になることが予想されます。施設警備では、オフィスビルや商業施設の警備員の確保が難しくなり、利用者の安全を守る体制が脆弱になる可能性があります。また、交通誘導警備の人員が不足すると、道路工事現場や駐車場での誘導が十分に行われず、事故のリスクが増加する懸念があります。

特に、スポーツイベントやコンサート、祭りなどの大規模イベントでは、多くの警備員が必要になりますが、人員が不足すればイベントの開催自体が困難になる可能性もあります。

3-2. 警備費用の上昇

警備員の確保が難しくなると、企業や自治体は警備員に対して高い報酬を支払わざるを得なくなります。その結果、警備サービス全体のコストが上昇し、警備を依頼する側の負担も増加することになります。これにより、警備の依頼自体が減少し、さらに業界全体の状況が悪化するという悪循環に陥る可能性があります。

4. 警備業界の2025年問題に対する対策

4-1. AIやロボットの活用

近年、警備業界ではAIやロボットを活用した警備システムが導入されつつあります。自律型ロボットや監視カメラを活用することで、一部の業務を自動化し、人手不足を補うことが可能になります。特に、夜間警備や施設内の巡回業務ではAIの導入が進んでおり、将来的にはより多くの警備業務がテクノロジーによって補完されると期待されています。

4-2. 労働環境の改善

警備業界が若年層の確保を進めるためには、労働環境や待遇の改善が不可欠です。給与の引き上げや休憩時間の確保、働き方の柔軟性を向上させることで、より多くの求職者が警備業に興味を持つようになるでしょう。

5. まとめ|警備業界の未来に向けた課題と展望

警備業界の2025年問題は、社会全体の安全を支える上で無視できない重要な課題です。高齢化による警備員不足が進む中で、AIの活用や労働環境の改善を進めることが急務となっています。今後、警備業界全体でこれらの課題に対応することが求められるでしょう。

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